古文で読む『源氏物語』感想7.夕顔 Ⅱ 〜幽霊より人間が怖いって言う、いつものやつ

本日のあらすじ 六条御息所のもとに通いつつ御息所の侍女にちょっかいも出しつつ、惟光に探らせてついに夕顔とねんごろになった源氏。身分を隠して会っていたけれど、夕顔を自邸(二条院)に迎えようと思うほど好きになっていたある日、気まぐれに人気のない屋敷に夕顔と移動して過ごす。夜中、美女が夢枕に立ち恨み言をのべ、目を覚ますと夕顔が意識もない状態。随身も不足する中、夕顔の傍に夢の女の幻影が見え、そうこ... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想6.夕顔 I 〜ハートウォーミンな始まり

本日のあらすじ 六条の御息所(みやすどころ)のもとに通っていた頃、病気の乳母を見舞う源氏。その界隈で粗末ながらしゃれた家の垣根に咲く夕顔を見つけ、一房もらうことに。家の主人が扇に載せてくれる。扇には歌が書きつけられており、この主人が頭中将の元恋人だった常夏の君ではと考えた源氏、彼女に近づこうとする。空蝉の夫、伊予の介が上京し源氏のもとに参上、その後空蝉を伴い地方に移る。軒端荻は京に残り、夫... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想5. 空蝉 〜人としての尊厳の話だったのかも

本日のあらすじ 空蝉を諦められず小君に手伝わせて紀伊の守邸に侵入した源氏。夕方部屋を覗くと空蝉と継娘(軒端荻・のきばのおぎ)が碁を打っている。夜忍び込むと空蝉は衣をひとえ残して隠れてしまい、源氏はなりゆきで近くに寝ていた軒端荻と関係を持つ。翌朝、軒端荻には後朝の文も送らず、空蝉に歌を送る。空蝉はその手紙の端に返歌を書きつける。 1.名前もひどけりゃ扱いもひどい軒端荻 いろいろひ... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想 4. 帚木 Ⅱ 〜源氏、それ性暴力や。

本日のあらすじ 「雨夜の品定め」が続く。「中くらいの身分にいい女がいる」と持論を展開していた頭中将は、そのような女性と関係を持ったのち、彼女が姿を消してしまった(本妻から何か言われていたらしいことは後で知る)ことを語り涙ぐむ。藤式部丞は賢女のつまらなさを語る。雨季が終わり晴れた日に葵上のいる左大臣邸に行くが、方たがえのため左大臣の家来格、紀伊の守(きのかみ)の家へ。夜になって紀伊の守の継母... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想 3. 帚木 Ⅰ 〜左馬頭の語りがわりとどうでもいい

今日から「帚木(ははきぎ)」の巻に入ります。巻名は巻の最後のほうで源氏が詠む歌から。 本日のあらすじ 源氏は近衛中将として(年齢はわからないがまだ若造でしょう)宮殿に宿直中。友達で妻・葵上の兄弟である頭中将(とうのちゅうじょう)がやってきて女性の話をしているうちに、左馬頭(ひだりのうまのかみ)、藤式部丞(とうしきぶのじょう)も加わる。長雨の中男四人で女性についてああだこうだ語る。 ... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想 2. 桐壺 Ⅱ 〜光ってる光ってる!!

本日のあらすじ 桐壺更衣の実家で育てられていた若宮が宮中の父帝のもとに。高麗人(こまびと)の相人(観相師)に見せると「臣下に終わる相ではない」とベタ褒め。帝は下手に皇子扱いして後継争いに巻き込ませるよりは勝手に出世させればいいかと、臣下として源氏を名乗らせることに。 亡き桐壺更衣に瓜二つと言われる先帝の娘が入内し、藤壺に。若宮は藤壺に恋心を抱くも、元服のさい左大臣の娘(葵の上)とめあ... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想 1 . 桐壺 Ⅰ 〜母君の匙加減に唸る

「いづれの御時にか…」 高校卒業時にもらって一度は読んだ、読みはした岩波書店の「新 日本古典文学大系 源氏物語」(古文)を、新型コロナの影響で家に閉じこもらざるを得ない今再読。その読書感想文。 脱・本棚の肥やし 1. 帝はメチャクソ空気読めねえなと思いました。 普通のブログはここで「そもそも源氏物語とは?」とか「作者の紫式部ってこんな人」なんて親切に解説してくれる... Read More |