古文で読む『源氏物語』感想30. 賢木 Ⅴ 〜 コキデン禍のステイホーム

本日のあらすじ 出家した中宮藤壺は世間から忘れられたようになり、弘徽殿大后一族の天下で所得も激減。同じく左大臣、源氏、三位中将(前の頭中将)も参内もせずに隠れ暮らしていた。左大臣は辞表を提出(受理はまだ)、三位中将は朝廷の冷遇も気にせず、源氏の屋敷で博士を集めて学問サロンに興じていた。 朧月夜が病気で実家の右大臣邸に里帰りしていた折、病気がよくなるのを見計らって源氏と密会を始める。あ... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想29. 賢木 Ⅳ 〜 出家ラッシュはまだ先のこと

本日のあらすじ 寺(雲林院)から戻った源氏。参内して朱雀帝と語り合い、退出した所を、朧月夜との源氏の仲を知っているとみられる弘徽殿大后の甥から当て擦りを受ける。後ろめたさに朧月夜と連絡を取らずにいると、朧月夜のほうから会いたいと手紙が届いた。さすがに返事を送る源氏。 桐壺院の一周忌に藤壺中宮主催の法要で、藤壺が出家。源氏はもちろん兄・兵部卿の宮も事前に知らされておらず、みな驚き嘆く。... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想28. 賢木 Ⅲ 〜 ギャーッ!!(バタン)

本日のあらすじ 弘徽殿大后が実験を握る内裏が居心地悪くなって里がちな藤壺のもとに、どういうトリックを使ったのか源氏が忍び込んでくる。結局二晩共に過ごすも、藤壺はストレスからすっかり体調不良に。このまま源氏の執心が治らなければ最悪2人の仲が知れ渡り、息子・春宮もその座を追われるかもしれない、と悩む藤壺は出家を考える。源氏は藤壺がとことん冷たいことにフテつつ落ち込み、伯父(亡き桐壺更衣の兄)が... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想27. 賢木 Ⅱ 〜ファミリーイケイケに関わらず幸せになれない朧月夜

本日のあらすじ 源氏の父・桐壺院が崩御。朱雀帝(弘徽殿大后の息子)に源氏の重用を遺言しておいたものの、気の弱い朱雀帝は源氏をよく思わない母や祖父・右大臣の言うなりに。中宮だった藤壺は里帰り。一方、弘徽殿大后の妹であり、御匣殿(みくしげどの。帝のそば近く仕える女官)だった朧月夜は尚侍(ないしのかみ)に昇進。帝の寵愛を受けながら、源氏との関係も続いていた。 1.桐壺院崩御で勢力図ぬりかえ... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想26. 賢木 Ⅰ 〜なれそめバッサリ、別れはじっくり

本日のあらすじ 六条御息所が娘斎宮に付き添って伊勢に移るのを前に、源氏は未練を断ち切れず面会を懇願。さんざん恥をかいてきた御息所はきっぱり関係を断ち切るつもりだったが、根負けして嵯峨野の野の宮で逢瀬。後日宮中での儀式の後、母娘は伊勢へ移った。 1.六条御息所、一旦退場 て言うかいつ登場したんでしたっけ?ってくらい、「六条わたり(辺り)」の呼び名でいつの間にか源氏との関係が始まっ... Read More |