古文で読む『源氏物語』感想38. 明石 Ⅳ 〜 入道、作者にいたぶられてない?

本日のあらすじ 帰京が許された源氏、懐妊した明石の君と別れを惜しみ、必ず京に迎えると約束する。琴の名手でありながら恥ずかしがって一度も演奏を聴かせてくれなかった明石の君だが、別れ際に源氏にも父入道にもせがまれていよいよ聴かせると、耳の肥えた源氏も驚くほど素晴らしい腕前だった。入道は餞別として、源氏本人から下級の従者にまで贅沢な衣装を贈る。娘を迎えるとの源氏の言葉を信じつつ、妻や娘の乳母から... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想37. 明石 Ⅲ 〜日記をつけ始めた紫の上

本日のあらすじ 明石で一人寝が寂しくなってきた源氏は入道に「娘をこっそり参上させて」と頼むも、当の明石の君は自己卑下から断り続ける。自分から明石の君の元に行くことは考えもしなかった源氏だが、ある夜入道から娘の所にいらっしゃいと招待され、正装して出かけていく。聞いていなかった明石の君は驚くが、源氏と近くで歌を読みかわし、なし崩し的に関係が始まる。 紫の上に対しては隠し事ができず、手紙で... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想36. 明石 Ⅱ 〜 明石入道毒親説

本日のあらすじ 明石入道の館に居候する源氏、入道と琴を引いて遊びながら娘・明石の君の話を聞く。「娘を京の貴人と縁付かせるのが願い」との入道の言葉に、「それ私に言ってます?それならば」と明石の君に気合入れて手紙を送る源氏。しかし明石は身分の違いから卑屈になってしまい、返事も書けない。仕方なく父が代筆。源氏がまた手紙。ようやく返事をくれた明石の君だが… 一方京では、帝の夢に故桐壺院が現れ... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想35. 明石 Ⅰ 〜 父の目を通して源氏を垣間見る明石の君

本日のあらすじ 前巻から引き続き嵐が止まず、夢の中では連日竜王の使者が周囲をうろついている。雷で屋敷の一部が焼け、源氏は調理用の建物に居所を移す。そこで夢に故桐壺帝が現れ、源氏を慰め、朱雀帝にちょっと物申してくると去っていく。ようやく暴風が止むと、明石の入道が船で現れる。神仏のお告げで源氏を迎えに来たという。須磨の屋敷も住める状態ではなく、入道の言葉に甘えて共に明石の浦に移る源氏。明石の入... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想34. 須磨 Ⅲ 〜 明石入道+龍王から狙われてます

本日のあらすじ 京では帝をはじめ、須磨の源氏を恋しがる空気も増し、源氏と手紙をやり取りする者もいたが、弘徽殿大后が釘を刺すやそれも止んでしまう。 須磨から近い明石には明石入道とその妻と娘(明石の君)が暮らしていた。源氏の従者の一人、良清は以前から明石の君に恋文を送っており、近所になったのをチャンスにまた恋文を送るが返事はなし。明石入道は娘を源氏と結婚させようと計画していた。 今... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想33. 須磨 Ⅱ 〜 朧月夜、少女漫画のヒロインみたいよ!

本日のあらすじ 須磨に到着し、居所を整えた源氏一行。落ち着くと源氏は都のあちこちと便りを交わす。伊勢の六条御息所からも便りがある。都では、源氏との密会露見で謹慎中状態だった朧月夜が、右大臣のとりなしで再び参内。帝は彼女の源氏への想いを知りながらも穏やかな気持ちで彼女を愛して、朧月夜についての周囲の悪口も聞く耳を持たず、大切に遇する。 1.三人と同時に恋文交換 流れ者のように須磨... Read More |

古文で読む『源氏物語』感想32. 須磨 Ⅰ 〜 サコイパス源氏に罪はないのか?

本日のあらすじ 右大臣に朧月夜との密会を発見された源氏。すでに官職も奪われた状態ゆえ、さらに罰を受けた場合流刑も考えられる。言われる前に自ら都を離れ、須磨に渡る決意をし、方々へ別れの挨拶をする。 1.あらすじが短い件 普段だいたい(岩波の本で)10ページ弱読んで感想を書いているのですが、今回17ページと多めに読んだ割に「あらすじ」がエラい短いのはどういうこっちゃ……? …... Read More |